Share
映画「マイティ・ソー:バトルロイヤル」のレビュー!

映画「マイティ・ソー:バトルロイヤル」のレビュー!

2017/11/3に日米同時公開された映画「マイティ・ソー:バトルロイヤル」。
見どころやストーリーについても触れながら早速レビューしていきたいと思います!おそるべきヘラ

※本記事のアイキャッチ・記事中画像は作品公式
facebook・公式ティーザーから引用しています。

物語のあらすじ

映画「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」でワンダ・マキシモフに幻を見せられたソー。
彼はそれを単なる幻覚だとは思えず、幻の中に出てきたヘイムダルの「世界はもう終わりだ」という言葉が気になり独自に調べ始める。
そうしてソーは「ラグナロク=黙示録(世界の終焉)」がすでに始まっているという事実にたどり着く。
ラグナロクを阻止するためアスガルドを破壊しようと企むスルトを退治するも、それだけでラグナロクを終わらせることはできなかった…。

 

レビュー(ネタバレを含みます)

ここでは印象に残ったシーンを他作品との関連や解説も含めながら紹介していきます。共感してくだされば嬉しいです。 

場所にこだわったヘラ、場所へのこだわりを捨てたソー 

アスガルドのパワーで強くなることができるヘラはオーディンの力が失われたタイミングで復活し、地球のノルウェーからビフレストを通ってアスガルドへ戻ってきました。

ヘラは自身の支配欲のためにアスガルドの人々の命を平気で奪い、傷つけていきます。 とあるシーンでは自身のすさまじい支配欲を満たすため、ヘイムダルが隠した剣を手に入れようと何の抵抗もしない一般市民を見せしめに殺そうとするのです。
民ではなく場所、という彼女の考え方が如実に表れています。
彼女にとってアスガルドとは単に”征服のための拠点””自身のパワーを強める場所”にすぎなかったのでしょう。

一方のソーは、スルトの星に監禁されたり、アスガルドに一刻も早く戻らねばならないのに惑星サカールに奴隷戦士として留め置かれたりと、アスガルド以外の場所で苦戦を強いられることが多かったわけですが、そこで知ったことや出会った人々に助けられながら場所へのこだわりを捨てて民を守るという決断を下します。

2人の価値観の違いは、最終的な結果にも大きな差異を生み出しました。

場所にこだわったヘラは終盤で敵がすり替わってしまいます。
ロキが解き放ったスルトです。
アスガルドという場所を失えないヘラは、巨大化しアスガルドを破壊しようするスルトと戦わなければならず、ビフレストの剣やアスガルドの民を乗せた宇宙船を逃してしまいます。
彼女にとってはアスガルドという場所を欲する者すべてが敵となるわけです。

しかしソーは民が守られればそれで良し。
民を傷つけるヘラだけが目下敵だったわけです。
たくさんの敵を生み出してしまったヘラと、ヘラだけが敵だったソーとその仲間たち。
さすがのヘラも1人で戦うには敵が多すぎて手に余ってしまったようです。

 

オーディンの過去が明らかに

牧歌的な壁画に覆われたオーディンの好戦的な過去も明らかになりました。
ソーの姉にあたるヘラはかつてオーディンとともに星々を征服・支配していましたが、オーディンの心変わりで幽閉されてしまいます。
映画ではこの心変わりのきっかけが明らかにされていません。
ヘラが嘘をついている可能性もなきにあらずですが、本当であるならあのヘラを伴って征服と支配に心血を注いだオーディンの過去とはどのようなものだったのでしょうか。

 

ハルクにはやっぱりナターシャだった

ソコヴィアの戦いからステルス機で姿を消してしまったハルク。
ワンダのテレキネシスのせいだとは言え街を破壊し人々に怖ろしい思いをさせてしまった自分を責め、宇宙空間に出たところをヴァルキリーに捕獲され、2年間もハルクの姿のままグランドマスターのお気に入り兼王者として君臨してきました。
バナー博士としての意識は完全に失われていてソーのことも覚えていませんでしたが、クインジェットでナターシャの映像を目にしたことでバナー博士の姿に戻ることができました。
2年間もバナー博士の意識がないままハルクでい続けてしまったことに対し強い危機感を覚えていましたが、それならなおさらナターシャのいる地球に早く戻ってきてほしいですね…。
映画「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」での最後のシーンではナターシャも少し寂しそうでしたし。

Advertisment

ハルクについては他にも特筆したい点が。
それは彼の人の良さ。
アスガルドの人々が救われた大きな要因になったことは間違いありません。
ハルクの姿から元に戻れたかと思いきやあれよあれよという間にソーのアスガルド問題に巻き込まれ、戻れなくなるかもしれないと危ぶみながらもアスガルドの人々をフェンリスから守るため、再びハルクとなって活躍します。
彼がいなければヘイムダルはもちろん、アスガルドの人々の多くが犠牲になっていたでしょう。
宇宙船から落下してからハルクになるまで少し間が空き映画では笑いのタネとなっていましたが、それが何か彼の身体的な変化を示している可能性もあるので気になるところです。

 

ロキが良いことをした

それにしても良いことを何度かしただけで見出しを付けられネタとして取り上げられるロキって…。

今作では2度アスガルドの救世主として登場したロキ。

1度目は得意の変身でオーディンになりすまし自らのギラギラな像を建設して、亡き英雄として演劇に登場。人々のお涙を頂戴していました。

2度目は本当の英雄として。
ビフレストでフェンリスと蘇ったヘラの軍隊に挟まれてしまった人々を、グランドマスターから奪った巨大宇宙船でピックアップします。
惑星サカールではヴァルキリーを殺そうとしたり、脱出のために手を組んだソーを騙そうとしたりと直前まで信用ならない彼でしたが、宇宙船から現れ、ヘラの軍隊と戦い人々を避難させる時間を稼ぐ姿にアスガルドの王族らしさが垣間見えるようでした。 

しかし、いいことをした一方でやはりロキはロキ。
フリッガから習った魔術でオーディンから力を奪い、地球の老人ホームに住まわせた挙句ノルウェーで隠遁生活を送らせることに。
序盤で登場したストレンジには敵わず手玉にとられてしまいますが、オーディンも感心するほどの上達ぶりだったようです。

また、スルトに永遠の炎を与える際に宝物庫からインフィニティ・ストーンの一つであるコズミック・キューブを盗み出したようです。
長く地球にあったコズミック・キューブですが、映画「アベンジャーズ」でアスガルドで保管されることになっていました。
ロキが持っているということはあの宇宙船の中にあるのでしょうか。
ラストシーンで大きな艦船に遭遇していましたが、果たしてコズミック・キューブは無事次の安全な保管場所までたどり着けるのか…。
ロキが持っている時点で何か起こるとしか思えません(笑)

 

グランドマスターはコレクターと兄弟

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー1」と「マイティ・ソー:ダークワールド」で登場したコレクター。
グランドマスターの弟彼は宇宙空間のありとあらゆる珍しいものを収集していますが、その人柄はいたって静かで地味。
着ている洋服もモノトーンです。

そのコレクターの兄であるのが今作で登場したグランドマスターです。
2人の正反対なルックス・人柄は、言われなければ兄弟とわかりません(笑)
コレクターの兄グランドマスター兄のグランドマスターは御覧の通り金色のギラッギラッなマントのようなものに赤と青が目立つ衣装を身にまとっています。
なんとアイラインまで青色という徹底ぶり(ちなみに弟のコレクターのアイラインはブラック)。
兄弟で共通しているのはシルバーの髪色とアイライナーを引いているということくらいでしょうか…。

オーディンは謎だらけの過去を誰にも明かさぬままフリッガのもとへ…

ヘラが話したオーディンはマイティ・ソーシリーズ前2作のオーディンに対するイメージとはまったくかけ離れたものでした。
オーディンは長く娘のヘラを幽閉し、フェンリスをアスガルドの地下に封印してきました。
好戦的な人柄は映画「マイティ・ソー:ダーク・ワールド」で妻で妃のフリッガがマレキスに殺害された後に少し垣間見ることができますが、隠されていた壁画・偽物ばかりの宝物庫・秘密にしていたヘラの存在…など、長く生きていた分多くの秘密を抱えているようです。
ちなみに宝物庫にはニセのインフィニティ・ガントレットが保管されていましたね。
本物はもちろんサノスが所有しています。

 

 

 

Advertisment