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映画【ドクター・ストレンジ】を徹底解説!あらすじやキャストも全網羅。

映画【ドクター・ストレンジ】を徹底解説!あらすじやキャストも全網羅。

基本情報

公開日(イギリス):2016年11月4日
公開日(日本):2017 年1月27日
監督:スコット・デリクソン
音楽:マイケル・ジアッチーノ
 映画「スパイダーマン:ホームカミング」で音楽を務めたのもこの方。
全世界興行収入:677億円
 マーベル映画の単独ヒーロー映画としては歴代1位の興行収入。日本での知名度は低く、公開日もご覧の通り現地とずいぶん差がありましたが(現在はずいぶんマシになってきましたよね)世界での人気はかなりのものだったようです。
作品の立ち位置フェーズ3の第2作目通算第14作目。映画「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」の次の作品で、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2」の前作に当たります。シリーズとしては1作目。2作目をにおわせるようなモルドのセリフもありますし、ストレンジ自身は映画「ソー:バトルロイヤル」にも登場しています。

 

キャスト

 

スティーブン・ストレンジ

ドクター・ストレンジキャスト:ベネディクト・カンバーバッチ
吹替:三上哲
元天才外科医。器用な手先で神経外科医として繊細な手術を得意とするかたわら、学界でも数々の公演を行うなど頭脳も明晰だった。
同僚医師が見落とした脳波の異常の原因に気づくなどERのクリスティンと多くの患者を救ってきたが、学界へ向かう道中にスピードの出しすぎで雨の中車がスリップ、手の神経に回復不可能なほどの損傷を負ってしまったことで彼の人生は一変してしまう。
ヒゲも満足に剃れない震える手を元に戻すためカマー・タージへ。
エンシェント・ワンの教えや規律に背きながらも持ち前の向上心と知的好奇心で魔術をどんどん上達させる。
プライドが高くどこか人を見下したような言動が目立つが、作品最後では「負け続けること」で「勝つ」作戦をドルマムゥ相手に繰り広げ、地球を守る。

 

モルド

モルドキャスト:キウェテル・イジョフォー
吹替:小野大輔
カマー・タージでエンシェント・ワンを信奉する弟子のひとり。
実直で生真面目な性格だがそれゆえあまり融通が利かない。
エンシェント・ワンからは「若いころに苦労したから魂が固くなってしまった」と言われている。
作中ではストレンジと協力してダーク・ディメンションの侵略を阻止するも彼の性分とストレンジのやり方が合わず、軋轢を生じてしまう。

 

クリスティン・パーマー

クリスティン・パーマーキャスト:レイチェル・マクアダムス
吹替:松下奈緒
ストレンジが信頼するほど腕のいいERの看護師。
彼の元彼女で事故により心を閉ざし人が変わってしまった(ストレンジの嫌なところだけが圧縮されたような…人を見下すとりあえず嫌味な人柄に変貌した)ストレンジに手を差し伸べるも、逆に傷つけられることが多くなり彼のもとを離れる。
そんなストレンジだが、無一文になっても彼女にもらった腕時計だけは手放さなかった。
「人を助けたい」という互いの信念に従い別々の道を歩むも、完全に切れたわけではなさそう。

 

ウォン

書庫番のウォンキャスト:ベネディクト・ウォン
吹替:田中美央
カマー・タージの書庫の番人。
魔術師として「死んでも書庫を守る」という強い思いを持っており、勇敢に戦う。
笑わないキャラで作中通すのかと思いきや、ストレンジの奇策で地球が守られたときはなぜか大笑いする。
その後は気さくな人柄が顔を出し、ストレンジとともにカマー・タージへ戻る。
流行りのものをまったく知らない。
ビヨンセやマドンナも知らない。

 

 

ジョナサン・パングボーン

ジョナサン・パングボーンキャスト:ベンジャミン・ブラッド
吹替:根元泰彦
事故に遭い絶望したストレンジが見つけた希望の光。
脊髄の7Aと8Aと完全損傷し下半身不随となったが、カマー・タージで修行し魔術を習得したことにより通常の生活が送れるようになった。
ボロボロのストレンジにカマー・タージの存在を教えた人物。
ストレンジは自分の名声が傷つくのを恐れ、過去に彼の手術を断っている。
因果応報ですね…。

 

カエシリウス

カエシリウスキャスト:マッツ・ミケルセン
吹替:井上和彦
最愛の人を失い救いを求めてカマー・タージへやってきたが、エンシェント・ワンの長寿の源を知り彼女の偽善に憤慨し、数人の仲間と共に離反した人物。
エンシェント・ワンの力がダーク・ディメンションによるものだと知り、自身もダーク・ディメンションの力を利用するとともに、地球をダーク・ディメンションの主ドルマムゥに明け渡そうとサンクタム(ダーク・ディメンションから守るための結界)を破壊する。
ダーク・ディメンションには死を克服し時間を超越した永遠の命があると信じている。

 

エンシェント・ワン

エンシェント・ワンキャスト:ティルダ・スウィントン
吹替:樋口可奈子
ストレンジの師匠でソーサラー・スープリーム(至高の魔術師)である。
寿命は500歳くらい。ケルト人の女性。
地球をダーク・ディメンションから守るため、弟子たちには秘密でダーク・ディメンションの力を使っている。
ストレンジの才能を見出し自分の死後の地球を彼に託した。
彼女の訓練は非常に厳しい。空間を移動できないストレンジを吹雪のヒマラヤ山頂に放置し追い詰めるなどかなりスパルタである。(以前には死者も出た模様…?)

 

ドルマムゥ

ドルマムゥダーク・ディメンションの主で強大な力を持つ。
その存在は時間を超越しているとされているが、アガモットの目とストレンジの奇策には勝てず地球からいったん手を引くこととなってしまう。

 

様々なディメンション(次元)

 

マルチバース(多次元世界)

すべての次元を総称した呼び名。
私たちが暮らす次元もこのマルチバースのうちの1つに過ぎず、カマー・タージの魔術師たちは様々なディメンションからの干渉から地球を守るために日々訓練し、闘っている。
初め、東洋医学や魔術をバカにしたストレンジにエンシェント・ワンが見せたのはこのマルチバースの一部。
高慢なストレンジなど本当はマルチバースの一部に過ぎないことを叩き込まれる。

 

ダーク・ディメンション(暗黒次元)

ダーク・ディメンションドルマムゥが支配する時間を超越(=永遠というわけではない模様)した次元。
暗澹としており過去に取り込まれてしまったのであろう星々が数多く存在する。
生命体はおらず、すべてが暗黒の力に飲み込まれている。

 

アストラル・ディメンション(アストラル次元)

アストラル体になった2人いわゆる幽体離脱の次元。
肉体から魂が離れ、アストラル体同士は会話をすることも戦闘することも可能。
アストラル・ディメンションで起こったことは現実世界には影響しないが、幽霊のように姿を見せることは可能であり、実体に加えた電気ショックで幽体離脱下アストラル体のパワーを強めたりすることもできる。

 

ミラー・ディメンション(ミラー次元)

ミラー次元にスタン・リー魔術師が戦闘する際に使う次元。
アストラル・ディメンションと同じく現実世界に影響がなく、次元の外にいる者からは認識できない。
そのため禁書などを開いて勉強する際にも安全な場所としてミラー次元が使われることが多い。
ストレンジも知的好奇心旺盛で様々な書物から知識を体得する中でエンシェント・ワンからこのミラー次元で勉強するよう勧められる。

 

サンクタムという結界

サンクタムを守る地球を様々な次元(特にダーク・ディメンション)から守るために張られた結界の要所。現在3つのサンクタム(ニューヨーク・ロンドン・香港)により地球は守られている。
作中では最初にロンドンがカエシリウスらドルマムゥの手下たちの手に落ち、その後ニューヨークは2度の襲撃でボロボロに。最後の香港はウォンたちが守りに入るも全滅してしまい、香港からドルマムゥによるダーク・ディメンションの侵略が始まった。

 

登場するインフィニティ・ストーン

インフィニティ・ストーンのうちの1つアガモットの目タイムストーン/アガモットの目/ネックレス
時間を操ることができ、6つあるインフィニティ・ストーンのうち最も最近姿を現した石である。
地球にあるインフィニティ・ストーンは現在ヴィジョンの額についたマインド・ストーンとこれを合わせて2つである。
(石の所在はまとめるとこの通り。オーブ=ノヴァ軍、エーテル=コレクター、四次元キューブ=アスガルド、マインド・ストーン=ヴィジョン・地球、アガモットの目=地球)

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あらすじ(ネタバレあり)

◇カマー・タージ
書庫にやってきたカエシリウスたちは書庫番の首を斬りおとし、カリオストロの書のうちの1ページをちぎって立ち去ろうとしますが、それを阻止しようと現れたエンシェント・ワンと一戦を交えながら何とか逃げ出します。
 
◇NYの病院
ストレンジがたくさんの研修医が見学する中、難易度の高い手術をERのクリスティンとともに成功させ、同僚のニックが見落とした所見も見抜いてドナーとされようとしていた脳死寸前の患者の命をも救います。
とても上機嫌のストレンジは、その夜専門分野である神経学会の演壇に立つため自慢の車で講演会の会場まで向かいますが、その道中雨が降り出し自身のよそ見も加 わって事故を起こします。
その結果、手をひどく損傷し外科医生命を絶たれることに
事故で手に致命傷を負ったストレンジ
 
西洋医学の名医たちには見放され、ストレンジはリハビリ療法士から下半身不随だった男が今は元気に歩いているという話を聞き藁にもすがる思いでその男のところへ向かいますが、その男は昔ストレンジが自身の名声が傷つくのを恐れて手術を断った男でした。
パングボーンはそれでも「カトマンズのカマー・タージで治療した。」と教えてくれました。
ジョナサン・パングボーン治療のために財産のほとんどを投げ打っていたストレンジはクリスティンからもらった腕時計だけを手元に残して、ネパールのカトマンズへ向かいます。
 
◇ネパール、カトマンズ
カマー・タージを探して市街をうろつくうちにストレ ンジは人通りの少ない裏道に入ってしまいチンピラにかつあげされてしまいます。
クリスティンからもらった唯一の財産とも言える大事な時計は壊れてしまいますが、モルドという男が彼を助けてくれます。
モルドはカマー・タージの修行僧。
カマー・タージへ案内してもらい、そこでストレンジは”彼の常識”の外の世界を体感することになるのです。
 
◇カマー・タージ
カマー・タージではエンシェント・ワンという女性が数多くの弟子たちと修業しており、そのうちの1人であったパングボーンの体を治療したのだと言います。
傲慢な口ぶりで東洋医学や魂といった目に見えないものを卑下するストレンジに、エンシェント・ワンは彼のアストラル体をマルチバースに送り込み、彼の知っている常識などほんの一部に過ぎないこと、彼の常識はこのカマー・タージでは通用しないことなどを身をもって学ばせます。
エンシェント・ワンエンシェント・ワンは彼の傲慢さと好奇心の強さがかつて離反したカエシリウスに似ていると警戒して一度は路上に放り出しますが、5時間も扉の前で粘ったストレンジを遂に弟子とすることに。
 
ちなみに、部屋のWi-Fiのパスワードは「シャンバラ」でした。
シャンバラとは”幸福の源”という意味ですが、ここが本当に幸福の源なのか…?
 
ストレンジの修業はなかなか成果が出ず、スリング・リングを使った多次元移動の訓練ではついにエンシェント・ワンがスパルタ教育にうってでます。
突然エベレストの山頂に置き去りにされたストレンジは必死で魔術を繰り出し 、カマー・タージに帰還することに成功します。
エベレストの山頂に置き去りにされる

 
モルドがなかなか帰ってこないストレンジを心配して「まさか、また…」と言っていたので以前にもこのスパルタ方式で
犠牲になってしまった弟子でもいたのでしょうか…。
そうだとしたらエンシェント・ワンはすごく厳しい師匠のようです。
 
時は過ぎ、ストレンジは研究と実践を重ね、もともとの頭の良さも手伝って難しい書の内容もどんどん体得していきます。
身にまとっていた衣装も新人の頃の白色から、赤色、青色へと変化。
エンシェント・ワンは勉強熱心なストレンジに対し、危険な書を安全に学ばせるためミラー次元の存在を教えてやるのでした。
ドクター・ストレンジ
 
ある夜、好奇心に勝てなかったストレンジはエンシェント・ワン以外には閲覧が禁じられている「カリオストロの書」を手に取り、カエシリウスが持ち去ったというページをアガモットの目を使って復元してしまいます。
ドルマムゥそこには”ドルマムゥ”や”永遠の命”といった言葉が…。
アガモットの目を使うストレンジを慌てて止めにやて来たウォンとモルドはストレンジに「アガモットというソーサラー・スプリームがアガモットの目を作り出し、3つのサンクタムを香港・NY・ロンドンに置いた。」
「アベンジャーズが物理的な脅威と戦い、われらは神秘的な脅威から地球を守っている。」
とこのカマー・タージの本当の存在意義を明かします。
「手の治療のためにやってきただけだ。」と脅威と戦うことに対して消極的なストレンジでしたが、その時ロンドンのサンクタムがカエシリウスの襲撃を受け、居合わせたストレンジも戦闘に巻き込まれてしまいます。
ストレンジは浮遊のマントに助けられ、なんとかカエシリウスを捕獲しますが、その時カエシリウスからエンシェント・ワンが暗黒の力を使って長寿を得ていることを聞かされます。
カエシリウスを捕獲するしかもカエシリウスと話していた隙をつかれ、カエシリウスの部下に刺されてしまったのです。
 
◇NYの病院
スリング・リングでクリスティンのもとへ行き、治療を頼むストレンジ。
そのストレンジを追ってきたカエシリウスの部下とアストラル体同士の戦いを繰り広げます。
AEDの電気ショックを利用して部下を倒したストレンジは簡単な処置を受けた後、クリスティンとの別れ際にこれまで辛くあたったことを謝ります。
別れを惜しみながらもお互いの信念に従ってクリスティンはERへ、ストレンジはサンクタムへ…。
ストレンジとクリスティン
 
◇NYのサンクタム
2度の攻撃を受け、エンシェント・ワンはカエシリウスにより高所から転落させられ、死んでしまいます。
死の直前、彼女はアストラル体となってストレンジに「あなたが世に秀でたのは成功を求めたからではなく、失敗を恐れたから。」「モルドは若いころにずいぶん苦労したせいで魂がかたくなってしまったのです。」とこれからのことを懸念しながらも未来をストレンジに託し、消えてしまいます。
アストラル体になった2人
 
◇香港のサンクタム
ロンドン・NYのサンクタムが陥落し、香港もウォンたちの抵抗もむなしく陥落。
ストレンジとモルドがやってきたころには仲間たちは全滅し、ダーク・ディメンションに街が飲み込まれていくところでした。
ダーク・ディメンションカエシリウスらと向かい合い、”時間を超越した存在”であるドルマムゥに対してある作戦を思いついたストレンジは絶体絶命の中一人、ダーク・ディメンションに入っていきます。
ダーク・ディメンションでドルマムゥと対峙したストレンジはアガモットの目の魔術で永遠にループする時間を作り出し、永遠に負け続ける戦いを何度も挑みます。
ドルマムゥそのうち”単なる繰り返し”に耐えられなくなったドルマムゥはストレンジにこの無限ループから解放するよう求め、ストレンジは”取引き”をしようと持ち掛けます。
そうして、無限ループからドルマムゥを解放してやる代わりに地球から手を引かせることに成功するのでした。
アガモットの目でダーク・ディメンションに飲み込まれる前の街に戻すストレンジ。
カエシリウスらは例の”取引き”のためにダーク・ディメンションに吸い込まれ姿を消していきます。
吸い込まれるカエシリウス

 
香港の街はいつも通りの喧騒を取り戻しストレンジとウォンは笑い合いますが、モルドは「アガモットの目を使って時間を操作することは自然の摂理を犯すことだ。」とダーク・ディメンションの力を借りて長寿を得ていたエンシェント・ワンを非難した時のような表情で2人に決別を宣言します。
 

◇エンドロール
モルドがパングボーンのところへ…。
彼の不穏な空気を察したパングボーンでしたがなす術もなく魔術の力を奪われ、本来の下半身不随の姿へ戻されてしまいます。
「魔術師が多すぎる。」
ちょっとこわいモルド
 

 

 

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